2016年01月11日

『独裁者と小さな孫』

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

こんにちは。
シネマート心斎橋で働いてもうすぐ一年になりますが、
ブログ初投稿のI田です。


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『独裁者と小さな孫』は公開前からチラシ配りや試写をしていたので、特に思い入れがあったのですが、気づけば最終週!ということで、本を読むのが好きで自分でも書き物をしている手前、今日は一つ『独裁者と小さな孫』映画所感のようなものを書かせていただきます。
ちなみに朝9:45から上映。1月15日金曜日迄です。
沢山の方々にご来場いただいたのですが、まだの方は是非!

【注意】観る前に物語を知りたくない!という方は劇場で観てから読んでください。

それでは早速。

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独裁者は小さな孫に何を伝えたかったのか―?
冒頭、独裁者は孫に独裁者になれば何ができるか、つまり独裁者の特権を教えようとする。
それを教えることができずに物語が始まる。
裏切り、逃亡、レイプ、売春、自殺、人殺し、それらが、単に言葉が持つ意味よりも生々しく、惨たらしく、そして、それらの言葉に私たちが持つ距離を遮るかのようにいともあっさりと独裁者と小さな孫の前で行われていく。

独裁者は徐々に一人の祖父となり、乞食の歌うたいへと姿を変えていく。
孫は踊る、そして一人で踊ることを覚えていく。

反政府ゲリラ、裕福な難民、かつて愛した売春婦、息子を殺した男、父を殺した男、刑務所から出てきて愛する女の前で自死する男。彼、彼女らの前で一人の老人とその孫はただ茫然出来事を見つめる。
この物語の基本は逃亡と呼ばれる旅であり、旅である以上、目の前で次々と繰り広げられる人間の悪行にただ茫然と立ち尽くすしかないのである。
そしてその悪の根源たらしめられている独裁者――。
悪の根源とは――。孫の観たものは――。

特権は大いなる自然の前で一瞬にして崩れ去る。


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posted by シネマート心斎橋スタッフ at 22:56| Comment(0) | 映画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

7番房の奇跡観ました!!

こんにちは。スタッフTです。
ご無沙汰しております。皆様お元気でしょうか?
今年もまだ始まったばかりですがもう2月から始まる韓国映画でワクワクしております。
やっと皆様に見ていただける!と
2月1日から『7番房の奇跡』(原題は7番房の贈り物)fullsizephoto287324.jpg
韓国上映時にかなりの話題でしたので私も観たかったんですよね。
それになんといっても私の大好きなオ・ダルスとチョン・マンシクが夢の共演なんですもの。
去年サンプルを拝見したんです。支配人が泣いてしまったなんて聞いていましたが
そんな私は泣きませんよっと心に決めていたのですが。。
今までで大号泣してしまったどの映画も超えてしまいました。

なんと言ってもこの親子の演技力です。fullsizephoto271486.jpg
主役はご存じリュ・スンリョン。
『高地戦』のあの怖いイメージが強く残っている。私の中では演技派ちょい悪オヤジでした。
そんな彼が本作では天使のような純粋で娘思いの父になっています。
色々な映画や役柄をすべて忘れてしまい劇中の父にしか見えなくなる。
やはり彼の演技力の賜物だとおもいます。
やりすぎてしまうと一気に冷めてしまう難しい役柄です。
どうしても弱く守ってあげたくなるように描かれることが多いですが。
今回の場合、彼はあくまでも父親です。娘を守りたいという気持ちが大きいのです。
そして他の人への思いやりといざという時の強さ。
それが彼の魅力的な部分であり、私たちが映画の世界に入り込めるように
してくれる要因です。
そして可愛すぎる子役とも言い難い女優カル・ソウォン。
子役が苦手な私でさえもあまりの自然な演技に魅了されました。
オーディションでは一番上手くできなかった彼女ですが監督がこの子だ!
と思い起用したようです。真っ白なキャンパスに初めて色が入れられるように
この映画の世界観とマッチしたようです。
真っ新だからこそ良かったんですね。

ただ単に冤罪で離ればなれになった可哀想な親子の話ではありません。
映画を見た後に「あなたに会えてよかった」と心があたたかくなる作品です。
是非劇場でご覧ください!

posted by シネマート心斎橋スタッフ at 13:04| Comment(2) | 映画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月23日

インターネットの利用方法を見るふたつの映画

私、まだガラケーです。Y田です。
あと3年はこのケータイでいくつもり。
フェイスブックとも、
ラインとも、
もちろんツイッターとも縁遠い生活。
でも、別に困ってないです。
本人より、周りの人の方がつながらなくて困ってるかも。
デジタルが苦手なのです。

さて、インターネットの利用方法を見る映画、
ひとつめは『アイ・ウェイウェイは謝らない』です。
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Y田、今年のドキュメンタリーの中では一番のお気に入りです。
中国のアーティスト、アイ・ウェイウェイ。
北京オリンピックの鳥の巣スタジアムで一躍有名になった彼、
作品も素晴らしいですし、そのメッセージはまっすぐに明確。
ツイッターって、こういう風に使うものなんだっていう、
見本のような、理想的な使い方で、
全世界にメッセージを届けています。
アイ・ウェイウェイのツイッターなら、私もフォローしたい!
…できないけど…。

もうひとつは『ブリングリング』です。
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ソフィア・コッポラ監督作品。
実際の事件に基づいています。
こちらは、ティーンがセレブの豪邸に盗みに入るという物語。
ここでもネットの出番です。
セレブが、ブログやツイッターで「今日はパリでパーティです」とつぶやこうもんなら、
彼らは住所をネットで検索して盗みに入るんですよ!
いとも簡単に豪邸に忍び込み、
盗みたい放題。
そのやり口たるや、何ともお手軽。
実際に被害に遭ったパリス・ヒルトンのクローゼットが出てくるのですが、
スゴイんです…。
これ見るだけでも楽しめます。

良い例、悪い例みたいな2本ですが、
間違いなく<今>という瞬間を切りとった映画です。
是非、今を感じに来て下さい。
劇場でお待ちしています。





posted by シネマート心斎橋スタッフ at 22:03| Comment(0) | 映画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする